“美馬フォーク”で飛躍。育成・森遼大朗、支配下へ向かって邁進中「今年はファームで最多勝」【千葉ロッテマリーンズ・若手選手インタビュー連載#9】
2021/07/22
「なんとか支配下になれるように」
2017年育成ドラフトで入団した森。同じく育成で入団した“同期”の和田康士朗外野手は昨季ブレークを果たし、今季も俊足を活かして一軍で活躍中だ。
和田が支配下に登録された時は、少し焦る気持ちもあったという。だが今年は文句なしの活躍を続けているだけに、せまる支配下登録期限までになんとか昇格を勝ち取りたいのが本音だろう。
「まずは支配下に上がって一軍のローテーションに食い込んでいけるように頑張っていけたらなと思います。あと残り1カ月半くらい(※取材当時)で期限が切れてしまうんですけど(*)、それまでになんとか支配下になれるように頑張って、しっかりチームの戦力になれるようになります。今年はファームで最多勝を獲得します」
20日には、中田翔、清宮幸太郎、大田泰示がクリーンアップに並ぶ一軍さながらのファイターズ打線相手に1安打完封。両リーグ単独トップの7勝目を挙げ、支配下に向け大きくアピールした。最多勝のみならず、ファーム投手三冠(最高勝率、最優秀防御率)も視界に捉えており、今後も森の投球から目が離せない。
*今年の支配下登録期限は8月31日。今年は東京五輪開催に伴い例年より1カ月延長されている
取材・文 森田深志