大谷翔平のホームラン40本を分析。“カモ”にしている「球種」と「コース」は? 2021年全本塁打データまとめ【成績データ分析】
2021/08/19
Getty Images
大谷の本塁打、球種&コース一覧
図に示したのは、今季の大谷の全本塁打コース。数字は本数(号)、色は球種別に塗り分けている。
コースを見ると、ベルト付近から高めの速球系、真ん中から低めにかけて内に入ってくるスライダーが多く記録されている。高めの速球を待って、甘く入った変化球も見逃さないというスタンスが垣間見える。
球種別の本数、打球方向は以下のとおり。
●球種別本数
フォーシーム:11本
シンカー:7本
カッター:2本
スライダー:11本
ナックルカーブ:1本
カーブ;1本
チェンジアップ:7本
●打球方向
ライト方向:10本
右中間方向:11本
センター方向:14本
左中間方向:3本
レフト方向:2本
※球種、打球方向は米公式サイト『MLB.com』に記録されているもの
後半戦は特に甘いスライダーを仕留める本塁打が印象的。力強い速球にも振り負けないところは特に、ほかの日本人選手と比べて一線を画するところだ。また、打球方向は、センター方向を中心。引っ張る打球も多いが、逆方向にも5本と、大谷の高い打撃技術を見て取れる。
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