タイラー・スキャッグスさんの死を受け、MLBと選手会がオピオイド検査導入を検討。代わってマリファナ検査全廃の可能性も
2019/09/10
米国でも社会問題となっているオピオイド 7月に急逝したロサンゼルス・エンゼルスの元投手タイラー・スキャッグスさんの検視報告書が公表され、スキャッグスさんの血中からオキシコドンとフェンタニルの摂取が認められた。それを受け、MLBと選手会がオピオイド検査の導入を検討し始めたとスポーツ専門局『ESPN』など複数メディアが報じている。 オキシコドンとフェンタニルはともに麻薬性鎮痛剤で、近年米国で乱用が社会問題となっているオピオイドに分類される合成薬品である。本来は手術中や術後の痛みを緩和するために処方されるものだが、精神的に幸福感をもたらし、常習性も高い。さらに、吐き気、呼吸抑制、意 ... 続きを見る