【東京五輪】韓国代表ってどんなチーム? オールKBOで構成、チーム完成度高い最大のライバル【東京オリンピック出場国紹介】
2021/08/04
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東京五輪(東京オリンピック)・野球競技が、28日に開幕を迎えた。日本代表「侍ジャパン」は、オープニングラウンド(予選)でドミニカ代表、メキシコ代表に連勝。グループ首位通過でノックアウトステージ(決勝トーナメント)進出を決め、準々決勝では、アメリカ代表に延長タイブレークの末、サヨナラ勝ちを収めた。そこで、金メダルを争う各国を紹介していきたい。今回は、準決勝の対戦相手・韓国代表。
韓国は、最新の世界ランキングで3位となっており、出場6カ国中で日本に次ぐ2番目に位置。2019年に開催されたプレミア12で準優勝し、開催国の日本を除くアジア最上位となったことで、早々と今大会の出場を決めていた。
出場選手は、全員KBO(韓国プロ野球)のチームに所属。追加招集でメンバー入りしたオ・スンファン(元阪神)が唯一のNPB経験者となっている。
投手陣を見ると、何度も日本代表に立ちはだかった左腕の金廣鉉(キム・グァンヒョン)投手(現カージナルス)のような絶対的エースこそいないものの、KBOで今季勝利数トップを走っている元兌仁(ウォン・テイン)投手、最年少19歳の李義理(イ・ウィリ)投手ら新鋭の台頭が目立っている。
一方の野手陣は、梁義智(ヤン・ウィジ)捕手、姜珉鎬(カン・ミンホ)捕手、メジャー経験もある金賢洙(キム・ヒョンス)外野手ら長年代表を支えてきたベテランも多くメンバー入り。姜白虎(カン・ベクホ)内野手、元中日の李鍾範(イ・ジョンボム)氏を父に持つ李政厚(イ・ジョンフ)外野手は、若くして上位打線を担い、プレミア12にも出場するなどトップチームでの国際大会の経験も十分だ。