甲子園のスターも大学へ…春季リーグ戦でアピールに成功した1年生5人
2023/05/27
産経新聞社
石川ケニー(亜細亜大)
明秀日立では投打で活躍し、昨夏の甲子園でも優勝した仙台育英戦で好投するなど存在感を示した左投げ左打ちの投手兼外野手。大学でも二刀流継続に意欲を見せている。
今年2月に開催された「薩摩おいどんカップ」で、リーグ戦を前に衝撃のデビューを果たした。慶大戦で4番に座り、左投手から満塁アーチを左翼席へ放り込んだのだ。その翌日は9回からマウンドに上がり、最速141キロをマーク。勢いそのままにリーグ戦でも開幕4番の座をつかむと、開幕戦では今秋ドラフト候補の西舘勇陽投手から先制打を放ち、勝利に貢献した。
その後も開幕から5試合連続で4番を打ったが、5月に入ってからはスタメンを外れ、打率1割台と大学野球の壁にぶつかった。ただ、大学生活はまだ始まったばかり。二刀流での成長に大きな期待がかかる。