悔しいドラフト指名漏れを経て…2024年、プロ注目選手5人の進路は?【大学生・投手編】
2024/02/13
産経新聞社
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2024年を迎え、アマチュア野球界では高校生や大学生の進路が次々と明らかになってきている。昨秋のドラフトでプロ志望届を提出したものの指名がなかった選手たちも、気持ちを切り替え次のステージでの戦いに向けた準備を進めている時期だ。今回は、「指名漏れ」を経験した注目の大学生投手5人を厳選し、進路やこれまでの経歴を紹介する。
蒔田稔(明治大)
東京六大学で通算11勝を挙げた最速150キロ右腕。内外に投げ分ける直球と多彩な変化球のコンビネーションは抜群で、完成度の高い投手だ。
昨秋のドラフトでは名前を呼ばれず、春からはJFE東日本でプレーする。
九州学院では1年夏からベンチ入りし、3年夏はエースとしてフル回転しチームを熊本大会決勝に導いた。明治大では2年秋からリーグ戦で登板し、3年春は4勝1敗、防御率1.90の好成績をマーク。初タイトルとなるベストナインに輝いた。
4年次は大学日本代表に選出された上、秋はリーグ戦で最優秀防御率(0.68)を獲得するなど評価を高めたが、指名には至らなかった。
明治大の同期である上田希由翔(千葉ロッテマリーンズ1位)、石原勇輝(東京ヤクルトスワローズ3位)、村田賢一(福岡ソフトバンクホークス4位)は昨秋のドラフトで支配下指名を受けた。2年後、同じ舞台に立つべく社会人野球で実力を磨く。