WBCでは通用するのか…侍ジャパン、歴代日本人メジャーリーガー野手たちの活躍は?
2023/10/30
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「2023ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の開幕が、目前に迫っている。野球日本代表「侍ジャパン」は、大谷翔平(エンゼルス)をはじめとするメジャーリーガーも招集。世界一達成には、MLB組の活躍が欠かせないだろう。ここでは、歴代WBCにメジャーリーグから参戦した野手5人の活躍を振り返っていく。
イチロー
・投打:右投左打
・身長/体重:180㎝/71㎏
・生年月日:1973年10月22日
・経歴:愛工大名電高
・ドラフト:1991年ドラフト4位
イチローと聞いて、2009年のWBC決勝での、試合を決める“伝説の一打”を思い起こすファンが多いだろう。
イチローは、第1回(2006年)、第2回(2009年)のWBCに出場した。野手では唯一のメジャーリーガーとして出場した2006年は、リードオフマンとしてチームを牽引。第2ラウンドのアメリカ戦では、口火を切る先頭打者本塁打を放った。
最終的に打率.364、1本塁打、5打点、4盗塁をマークし、世界一に大きく貢献。大会ベストナインにも選出された。
その後、35歳を迎えた第2回大会にも参戦。大会序盤は不振に苦しみ、12打席連続無安打とイチローらしくない打席が続いた。
それでも、韓国代表との決勝戦では、4安打の固め打ち。特に延長10回の決勝タイムリーは、今も語り継がれる名場面となった。不振が取り沙汰されたが、最終的には打率.273を記録。チームリーダーとして、大会2連覇の原動力となった。
2大会通算で、打率.312(77打数24安打)を残すなど、圧倒的な存在感を残した。