“奇跡”?“必然”? 侍ジャパン、プロ入り時は無名だったWBC戦士6人。悲願の世界一奪還へ
2023/03/04
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WBC2023 野球日本代表侍ジャパン 最新情報
開幕を目前に控えたWBC2023。第5回大会のメンバーは、日本代表史上最強の呼び声も高い。大谷翔平(エンゼルス)や佐々木朗希(ロッテ)など、アマチュア時代から名を馳せた選手が多くいる一方で、ドラフト下位で入団した選手も選出されている。そこで今回は、プロ入り時は無名ながらも、侍ジャパンに選出された選手を6人紹介したい。
山本由伸
・投打:右投右打
・身長/体重:178㎝/80㎏
・生年月日:1998年8月17日
・経歴:都城高
・ドラフト:2016年ドラフト4位
今や日本を代表する投手となった山本由伸は、ドラフト4位での入団だった。
都城高では、2年時から最速151キロを計測。潜在能力を高く評価されていたが、今井達也(現西武)や藤平尚真(現楽天)など、甲子園で活躍した好投手の陰に隠れ、ドラフト4位でのプロ入りとなった。
高卒1年目から一軍で先発マウンドを経験すると、翌2018年はセットアッパーとして飛躍。その後、再び先発へ転向すると、2019年には年間通して先発ローテーションを回り、最優秀防御率(1.95)を獲得した。
順調にエース街道を歩むと、2021年には18勝5敗、6完投4完封、勝率.783、206奪三振、防御率1.39と圧巻の成績を残し、投手5冠(最多勝、最優秀防御率、最高勝率、最多奪三振、最多完封)に輝いた。
翌2022年も15勝5敗、4完投2完封、勝率.750、205奪三振、防御率1.68と前年同様に打者を圧倒。史上初となる2年連続投手5冠の快挙を成し遂げた。
また、2021年に開催された東京オリンピックでは、エースとして世界一の原動力に。順当に第5回WBCでもメンバー入りを果たした。今大会も先発の一角を担うことが予想されており、その右腕に大きな期待がかけられている。