“奇跡”?“必然”? 侍ジャパン、プロ入り時は無名だったWBC戦士6人。悲願の世界一奪還へ
2023/03/04
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宇田川優希
・投打:右投右打
・身長/体重:184cm/92kg
・生年月日:1998年11月10日
・経歴:八潮南高 – 仙台大
・ドラフト:2020年育成選手ドラフト3位
宇田川優希は、育成入団から驚きのスピードで侍ジャパンまで上り詰めた。
仙台大では先発投手として活躍し、大学日本代表候補にも名を連ねた。しかし、全国大会への出場経験はなく、ドラフトではオリックス・バファローズからの育成3位指名となった。
ルーキーイヤーは制球難に苦しみ、二軍でも1試合の登板にとどまった。同年オフに投球フォームの見直しと肉体改造に着手すると、その才能が開花。翌2022年はファームで打者を圧倒し、7月末に支配下登録を勝ち取った。
すぐさま一軍デビューを果たすと、持ち味を活かして好投を続けた。レギュラーシーズンでは19試合登板で2勝1敗3ホールド、防御率0.81の好成績を残した。
同年の日本シリーズでは、4試合(5回2/3)を投げて無失点。イニングを上回る10奪三振と圧巻の投球を見せ、日本一の原動力となった。
突如として現れたシンデレラボーイは、そのまま第5回WBCの日本代表に選出。一軍デビューから1年以内での侍ジャパン入りとなった。