“奇跡”?“必然”? 侍ジャパン、プロ入り時は無名だったWBC戦士6人。悲願の世界一奪還へ
2023/03/04
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甲斐拓也
・投打:右投右打
・身長/体重:170cm/87kg
・生年月日:1992年11月5日
・経歴:楊志館高
・ドラフト:2010年育成選手ドラフト6位
今や侍ジャパンの常連メンバーとなり、正捕手の筆頭候補である甲斐拓也も、育成入団から這い上がった選手である。
楊志館高時代から捕手として活躍。高校通算40本塁打を放ったが、3年夏の大分県大会では1回戦敗退となるなど、目立った実績は残せなかった。
それでも、持ち前の強肩が福岡ソフトバンクホークスのスカウトの目に留まり、育成6位でプロ入りを果たした。
入団後はファームで経験を重ね、高卒3年目のオフに支配下契約へ。2017年にレギュラーキャッチャーの座を勝ち取ると、同年は育成出身では初となるベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。
翌2018年の日本シリーズでは、シリーズ新記録となる6連続盗塁阻止を記録。球界トップクラスの強肩から“甲斐キャノン”の異名が付けられた。
その後も守備面で高い評価を受け、6年連続ゴールデングラブ賞に輝くなど、球界を代表する捕手として君臨。2019年開催のプレミア12、東京五輪に続いて、第5回WBCの日本代表にも選出された。