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協会・連盟の分裂問題、陽岱鋼の辞退……揺れた台湾代表。郭泰源監督は国民の悲観論を覆せるか【WBC戦力分析】

ワールド・クラシック・ベースボール(WBC)で台湾代表は、1次ラウンド・プールAでイスラエル、オランダ、韓国の順に対戦する。今大会の台湾代表監督は、現役時代は埼玉西武ライオンズで「オリエンタル・エクスプレス」と呼ばれ活躍した郭泰源氏。しかし、台湾代表の招集は第2回大会が開催された2009年と同じように「分裂」し、参加を拒否する球団もあった。

2017/02/25

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メジャーリーガー不在

 前回大会の第2ラウンド、台湾代表が侍ジャパンとの死闘を演じた試合で先発を務めた王建民投手は、今回のWBCについて「若い世代に発揮させたい」という理由で辞退した。また、かつて中日ドラゴンズで活躍したマイアミ・マーリンズのチェン・ウェイン投手も、前回と同じくスプリングトレーニングでの調整のため不参加となった。
 
 一方で、クリーブランド・インディアンスの1Aに所属している江少慶投手、昨季ミネソタ・ツインズ1Aでプレーし、現在四国アイランドリーグplusの高知ファイティングドッグスに所属している羅國華投手が選出されており、ともにリリーフで起用される可能性が高い。
 
 さらに、日本のプロ野球で活躍している選手も代表に選出されている。千葉ロッテマリーンズのチェン・グァンユウ、埼玉西武ライオンズの郭俊麟、東北楽天ゴールデンイーグルスの育成選手のソン・チャーホウ投手の3人で、昨季1勝1敗、防御率4.01の成績を残したチェンは、先発で起用する可能性が高くなっている。

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