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侍J、阪神に痛恨の敗戦!実戦4戦3敗で投打ともに淡白な仕上がり

2017/03/03

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Getty Images



 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)初戦のキューバ戦を4日後に控えた侍ジャパンは、3日に阪神タイガースとの強化試合を行ったが、4対2と敗戦を喫した。
 
侍ジャパンは、2日にチームへ合流したばかりのヒューストン・アストロズ所属の青木宣親を1番中堅として起用した。また、1日のCPBL選抜戦で先頭打者本塁打を放った山田哲人は過去3試合務めていた1番を外れ、6番指名打者に。CPBL選抜戦では体調不良で試合に出場しなかった鈴木誠也が7番右翼でスタメンに名を連ねた。
 
 侍ジャパンの先発は25日のソフトバンクとの練習試合で3回無安打と好投した武田翔太。対する阪神は昨季12勝のランディ・メッセンジャーが先発のマウンドに上がった。
 
 試合は初回から動く。先発の武田が阪神の1番・北條、2番・高山に連打を浴び、4番・原口の内野ゴロの間に1点を失った。一方、侍ジャパンの打線は振るわず、1回・2回と3人で攻撃を終えた。
 
 武田は前回の投球は何処へやら、制球が全く定まらずに2回を53球、3失点と完全に期待を裏切り、無念の降板となった。2番手の牧田は前回の登板で2回4失点と炎上したが、この日は2回をパーフェクトに抑え、汚名返上に成功した。
 
一方の侍打線は3回以降もメッセンジャーと岩貞を捉えることができず、6回までわずか4安打0点と、完璧に抑えられてしまった。
 
 淡白な打撃が続いていた侍ジャパンだが、遂に7回に反撃をする。この回からマウンドに上がったメンデスから5番・中田が特大のソロアーチを放ったのだ。8回にも菊池の二ゴロの間に1点を返し、3対2とする。
 しかし、8回裏のマウンドに上がった秋吉が、糸原に痛恨のタイムリー二塁打を打たれ、2点差とされてしまう。
 
 2点を追いかける9回表だが、先頭の途中出場の4番・平田が初球打ちで三ゴロ。5番・中田も同じく三ゴロ。6番・山田も遊ゴロに打ち取られ、ゲームセット。4対2と実戦4試合で3敗するなど、課題が残る強化試合となった。
 

スコア
阪神タイガース 4-2 侍ジャパン
 
【阪神】
  メッセンジャー 35球
岩貞 48球
メンデス 19球
マテオ 16球
ドリス 9球
 
【侍】
  武田 53球
牧田 21球
平野 14球
増井 11球
松井 18球
岡田 2球
秋吉 12球
 
本塁打

侍 中田(7回表ソロ)
 
バッテリー
メッセンジャー、岩貞、メンデス、マテオ、ドリス – 梅野
武田、牧田、平野、増井、松井、岡田、秋吉 – 小林、大野



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