侍J、開幕投手はロッテ・石川。小久保監督「いつも通り飄々と投げてほしい」
2017/03/07
Getty Images
東京ドームで7日に行われる第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパン対キューバ代表戦に、千葉ロッテマリーンズ・石川歩投手が先発する。石川は150キロ近くの速球、高い制球力、シンカーを中心とした変化球を武器とする先発右腕で、昨季は最優秀防御率を記録した。
小久保裕紀監督は、先発予定の石川に対し「掴みどころのない選手。いつも通り飄々と投げてほしい」と期待を寄せている。
練習試合では多くの三振を奪い、WBC球にも適応した様子を見せていただけに、本戦でも好投が期待される。
また、読売ジャイアンツの菅野智之投手は「日本のピッチャーは世界クラスなんだという風に、世界に発信できるチャンス。先発がしっかり試合を作れば、チームの勝利に近づくと思うので、しっかり役割を果たし、今いるピッチャー陣でしっかり守り勝てるようにやっていきたい」とコメント。これまでのWBCでは多くの投手が好投し、結果を残してきただけに、今大会でも侍投手陣のレベルの高さを見せつけたいところだ。
小久保監督も「投手力の高さを前面に出した野球を披露したい」とコメントしており、本戦では世界各国のチームを相手に日本が得意とする戦法を披露し、順調に勝ち上がりたいところだ。
武田翔太投手、則本昂大投手、藤浪晋太郎投手といった先発陣は制球面に不安を残して本戦に臨むことになったが、一方でブルペン陣は当初に比べ順調に調整が進んでいるようだ。松井裕樹投手、千賀滉大投手らは、当初は制球を乱す場面が見られたが、強化試合終盤では安定した投球を披露するようになった。
1次ラウンドでは1人あたり65球の球数制限があるため、先発投手は極力球数を抑えつつ、効率良く長いイニングを抑えることが期待される。