侍Jをけん引する唯一のメジャーリーガー・青木。経験、実力の双方に期待大
2017/03/07
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侍ジャパンのメンバーで、唯一のメジャーリーガーとなったヒューストン・アストロズの青木宣親外野手。「一戦必勝」の目標を掲げ、8年ぶりにWBCの舞台に戻ってくる。
チーム合流後の強化試合2試合では、8打席で1安打という結果となったが、合流前のオープン戦では好調を維持していたこともあり、本戦での本領発揮に期待がかかる。
現在のところ、上位打線でのスタメン入りが予想されており、持ち味を活かし、チャンスを作り中軸に回したいところだ。
青木は対戦予定のキューバ投手陣について「速球派投手というよりは、軟投派投手のほうが多い」という印象を持っている。
米球界に移籍したことで多くの投手と対戦経験のある青木。自身が安打や四球で出塁するだけでなく、チームにもキューバ投手陣の攻略法を伝授したいところだ。
「日頃からアンテナ張って、気付いたことがあれば言っていきたい。チームの雰囲気をしっかり感じ取って、それを行動に移せれば」と、ベテランとしてチームへの配慮も欠かさない。不安視されていた時差ボケも問題がないようであり、万全の体調でWBC本戦を迎えられそうだ。
今まではチームの若手、中堅選手として国際大会に出場してきた青木。遂に今回のWBCでは、ベテランとしてチームを引っ張る立場となった。
かつての名選手たちのようにプレーだけでなく、それ以外の面でもチームを引っ張り、自身が経験したWBC制覇を再び成し遂げることは出来るだろうか。