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侍J、幾度の劣勢を巻き返しキューバとの死闘制す。2勝0敗と決勝R進出へ大きく前進

2017/03/14

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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2次ラウンド・プールEの侍ジャパン対キューバの試合が、14日に東京ドームで行われ、8-5で侍ジャパンが勝利した。
 
 日本はこれで対戦成績を2勝0敗とし、準決勝進出に大きく前進することになった。
一方、キューバは0勝2敗となり、2次ラウンド敗退が濃厚となってしまった。
 
 侍J先発は菅野、キューバ先発はバノスで始まった試合は両軍一歩も譲らない死闘となった。
 
 初回、いきなり試合は動く。
 1回表、菅野がキューバ打線を三者凡退に抑えると、裏には1番に入った山田が先頭打者本塁打。幸先よく1点を先制した。しかし、キューバ打線も反撃を見せる。2回、4番デスパイネが内野安打で出塁すると、5番グラシアルに逆転2ランHRを被弾、試合をひっくり返された。3回には筒香の適時打で1点を追加し、試合を振り出しに戻した。
しかし、今日の菅野はピリッとしない投球だった。4番デスパイネの安打を皮切りに連打を浴び2失点を喫し、再び勝ち越しを許した。
 
 だが、今日の侍Jはリードを奪われてもすぐに取り返す。5回表に平野が流れを呼び込む好リリーフを見せると、裏の攻撃で打線が奮起し青木の二ゴロ、筒香の適時打で2点を奪いまたまた同点。
6回には増井が今日好調のキューバ下位打線に捕まり、勝ち越しを許すも、振り逃げ、四球でチャンスを作り、小林が同点適時打を放ち再び追いつく。
 
 8回には一塁手の失策で7番松田が出塁すると、8番秋山が安打で続く。そして9番小林のところで代打内川がコールされると、場内は大歓声に包まれる。期待に応え、内川は右犠飛を放ち、貴重な勝ち越し点を奪うと、続く1番山田がこの日2本目となる本塁打を放ち3点のリードを奪い試合を決めた。
 
 9回には牧田-炭谷バッテリーが登板。
 西武バッテリーは安定した投球で9回を無失点に抑え、死闘を制した。
 
 相手のミスに付け込み、そこを攻撃する侍Jらしい戦い方で効率よく得点を奪った侍J。
 侍Jは15日に、東京ドームでイスラエルと対戦予定であり、キューバも15日に、オランダとの対戦を予定している。
 
侍ジャパン 8-5 キューバ
 
投手リレー
【侍ジャパン】
菅野 74球
平野 9球
増井 12球
松井 10球
秋吉 14球
牧田 12球
 
【キューバ】
バノス 76球
イエラ 15球
ラエラ 49球
 
本塁打
【侍ジャパン】
山田(1回ソロ)
山田(8回2ラン)
【キューバ】
グラシアル(2回ツーラン)
 
バッテリー
【侍ジャパン】
菅野、平野、増井、松井、秋吉、牧田-小林、炭谷
【キューバ】
バノス、イエラ、ラエラ-アラルコン



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