米国が8回に2HRで逆転勝利！ベネズエラはヘルナンデス好投もリリーフ陣が誤算
2017/03/16
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ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）、2次ラウンドのプールFの米国代表とベネズエラ代表の試合が、15日（日本時間16日）にカリフォルニア州サンディエゴのペトコ・パークで行われ、4-2で米国が逆転勝利を収めた。
試合は序盤から緊迫の展開となった。初回、米国の先発・スマイリーが先頭打者のアルトゥーベにヒットを打たれるも、後続を断ち無失点で切り抜ける。一方、ベネズエラ先発のヘルナンデスは、先頭打者から三振を奪うなど三者凡退に抑える好調な立ち上がりを見せた。
2回はお互い三者凡退で無得点。しかし3回表、ベネズエラの攻撃は先頭の7番・ゴンザレスがセンター前ヒットで出塁すると、8番・チリーノスも投手へのバンド安打、さらに失策が絡んで無死二、三塁とチャンスを広げる。そして9番・インシアーテがセンターへ犠牲フライを放ち、1点を先制した。
直後の3回裏、米国が反撃を仕掛ける。1死後に8番・ルクロイがレフト前ヒットで出塁。続く9番・ブレグマン、1番・キンズラーもヒットで続き、1死満塁とする。しかし、ここで2番のジョーンズはセカンドゴロの併殺に打ち取られ攻撃終了。チャンスを生かすことができなかった。
米国先発のスマイリーは、5回2死を取ったところで降板。先制点を許したものの、61球を投げ被安打3、失点1、8つの三振を奪う好投を見せた。そしてベネズエラ先発のヘルナンデスも、5回61球を投げ被安打3、奪三振3、無失点と強打の米国打線をほぼ完ぺきに封じ込めた。
7回表のベネズエラの攻撃は、米国マウンド3番手のロバートソンの前に先頭の3番・カブレラ、4番のV・マルティネスが打ち取らたが、5番・オドーアがライトへソロホームランを放ち、貴重な1点を追加して0-2とリードを広げた。
その裏、米国は先頭の6番・ゴールドシュミットが内野手のエラーで二塁まで進塁すると、続く7番・マカッチェンのライトフライで三塁へ進む。すると1死三塁から、ルクロイがライトへ犠牲フライを放って1点を返した。
8回裏、米国は先頭のジョーンズが、ベネズエラ5番手のロンドンから左中間へソロホームランを放ち、ついに2-2の同点。これが打線に火を付け、1死一塁から5番・ホズマーのライトへの勝ち越し2ランホームランが飛び出し、4-2と逆転に成功した。
9回は米国のクローザー、グレガーソンがベネズエラの反撃を封じ、2次ラウンド初戦を勝利で飾った。
勝利した米国は、17日（日本時間18日）に1次ラウンドを3連勝で突破し、2次ラウンド初戦でドミニカ共和国に勝利したプエルトリコと対戦する。一方、敗れたベネズエラは明日16日（日本時間17日）にドミニカ共和国と対戦する。