プエルトリコが2大会連続の決勝進出!オランダをタイブレークで破る
2017/03/21
Getty Images
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝、オランダ代表対プエルトリコ代表が20日(日本時間21日)にアメリカ合衆国のドジャー・スタジアムにて行われ、プエルトリコが4対3とオランダに11回タイブレークの末、サヨナラで勝利し、決勝戦へと駒を進めた。プエルトリコは2大会連続の決勝戦進出。WBC初制覇を狙う。
試合は1回表にオランダの4番・バレンティンが左翼スタンドに今大会第4号となる先制2ランを放ち先制に成功する。
しかし、その裏にプエルトリコの2番・リンドアが左中間に二塁打を放ちチャンスを作ると、3番・コレアがオランダの先発のバンデンハークの甘いカーブを完璧に打ち、同点2ランを左中間スタンドに叩き込んだ。
2回裏にはさらに8番・リベラが左翼スタンドにソロ本塁打を放ち、プエルトリコが勝ち越しする。
オランダは5回表に、二塁打でバレンティンが出塁し、続く5番・スクープが敬遠され一二塁とすると、6番・サラガが左翼へタイムリー二塁打を放つ。2点を追加し、勝ち越しかと思われたが、プエルトリコ守備陣の見事な中継プレーで一塁走者がアウト。ビデオ判定の結果、判定は覆らずに同点で終了した。
この試合は5回終了時までに4回のビデオ判定が行われるなど、前半は荒れた試合となったが、後半は一転、走者は出すが得点を奪えない展開が続いた。
9回裏にはオランダ代表に決勝ラウンドから合流したジャンセンが初登板。圧巻の2者連続三振を含む、三者凡退で実力の高さを見せつけた。一方のプエルトリコのディアスも10回表に3者連続三振を披露し、オランダに攻撃をさせず。
11回からはタイブレークが適用され、オランダは1死満塁から8番・スミスが併殺打に打ち取られ、まさかの得点ならず。その裏にプエルトリコのロサリオが1死満塁からサヨナラ犠飛を放ち、プエルトリコが4対3で勝利した。
勝利したプエルトリコは2大会連続のWBC決勝進出。21日(日本時間22日)に同地で行われる侍ジャパン対米国の勝者と決勝戦で対戦することとなった。侍ジャパンが決勝進出を果たせば、前回大会のリベンジマッチとなる。