1番から9番まで長距離砲の超絶破壊力。一球が命取りの豪華打線に付け入る隙は…【米国代表全選手紹介・野手編】
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝2戦目、侍ジャパン対米国代表戦が21日(日本時間22日)にドジャー・スタジアムで行われる。その米国代表のメンバーを2回にわたって昨季の成績と、今大会2次ラウンドまでの成績とともに紹介する。今回は野手編だ。
2017/03/22
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アダム・ジョーンズ
アダム・ジョーンズ外野手(中堅)【ボルチモア・オリオールズ】
右投右打
2016年成績:152試合、打率.265、83打点、29本塁打、0盗塁、39四球、115三振
今大会成績:6試合、打率.222、4打点、2本塁打、0盗塁、0四球、5三振
攻守でチームの中心となっているジョーンズ。2次ラウンドのドミニカ共和国戦では、マニー・マチャド内野手が放った、通常であれば本塁打の大飛球をジャンピングキャッチで捕球するスーパープレイを披露した。
昨季は2失策、守備率.994と優秀な数値をマークしており、堅実な守備力に定評がある一方、近年はセイバーメトリクス上での守備評価が低くなっている。特に、2012年にゴールドグラブ賞を受賞した際には、守備防御点(DRS)という指標が全中堅手で最低だったことから、全米で話題となった。
本大会では打率こそ良くないが、1次ラウンドのコロンビア戦でサヨナラ本塁打、2次ラウンドのベネズエラ戦では敗戦の危機を救う同点本塁打を放つなど、重要な場面で持ち前の長打力を発揮している。
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