1番から9番まで長距離砲の超絶破壊力。一球が命取りの豪華打線に付け入る隙は…【米国代表全選手紹介・野手編】
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝2戦目、侍ジャパン対米国代表戦が21日(日本時間22日)にドジャー・スタジアムで行われる。その米国代表のメンバーを2回にわたって昨季の成績と、今大会2次ラウンドまでの成績とともに紹介する。今回は野手編だ。
2017/03/22
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ノーラン・アレナド
ノーラン・アレナド内野手(三塁)【コロラド・ロッキーズ】
右投右打
2016年成績:160試合、打率.294、133打点、41本塁打、2盗塁、68四球、103三振
今大会成績:6試合、打率.136、3打点、1本塁打、0盗塁、2四球、5三振
2015年、2016年に連続で本塁打・打点の二冠王を獲得した強打者。引っ張りの打球が多い典型的なプルヒッターであり、特に本塁打はほぼ全てが左翼側に飛んでいる。
安定した三塁守備にも定評があり、2013年のメジャーデビューから4年連続でゴールドグラブ賞を受賞しており、セイバーメトリクスの指標でもその守備能力は高く評価されている。
本大会ではここまで自慢の打棒は鳴りを潜めているが、1次ラウンドのコロンビア戦では振り逃げの際に気迫溢れるヘッドスライディングを見せるなど、今大会にかける想いは強い。打棒復活となれば、悲願の初優勝に向けて最も頼りになる戦力になることは間違いない。
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