1番から9番まで長距離砲の超絶破壊力。一球が命取りの豪華打線に付け入る隙は…【米国代表全選手紹介・野手編】
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝2戦目、侍ジャパン対米国代表戦が21日(日本時間22日)にドジャー・スタジアムで行われる。その米国代表のメンバーを2回にわたって昨季の成績と、今大会2次ラウンドまでの成績とともに紹介する。今回は野手編だ。
2017/03/22
Getty Images
ジョナサン・ルクロイ
ジョナサン・ルクロイ捕手【テキサス・レンジャーズ】
右投右打
2016年成績:142試合、打率.292、81打点、24本塁打、5盗塁、47四球、100三振
今大会成績:3試合、打率.273、1打点、0本塁打、0盗塁、0四球、2三振
昨季途中にレンジャーズに移籍し、地区優勝の原動力となったルクロイ。その安定した守備力、リードは非常に評価が高い。実際に昨季は、ルクロイの移籍後にレンジャーズ投手陣の内容が良化し、同僚のダルビッシュ有からも絶大な信頼を寄せられた。打撃力も高く、毎年3割近くの打率、2ケタ本塁打を記録しており、昨季はキャリアハイの24本塁打を放った。
本大会では、同じくMLB屈指の捕手であるポージーとの併用となっているが、ドミニカ共和国戦では危うく大量失点のきっかけに繋がりそうな振り逃げを許すなど、日頃バッテリーを組まない投手との連携に多少の不安要素が残る。バント、盗塁といった小技を用いた緻密なプレーに長ける侍ジャパンに対し、どのようなプレーを見せるか、注目が集まる。
【次ページ】バスター・ポージー