1番から9番まで長距離砲の超絶破壊力。一球が命取りの豪華打線に付け入る隙は…【米国代表全選手紹介・野手編】
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝2戦目、侍ジャパン対米国代表戦が21日(日本時間22日)にドジャー・スタジアムで行われる。その米国代表のメンバーを2回にわたって昨季の成績と、今大会2次ラウンドまでの成績とともに紹介する。今回は野手編だ。
2017/03/22
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バスター・ポージー
バスター・ポージー捕手(捕手・一塁)【サンフランシスコ・ジャイアンツ】
右投右打
2016年成績:146試合、打率.288、80打点、14本塁打、6盗塁、64四球、68三振
今大会成績:3試合、打率.273、4打点、2本塁打、0盗塁、1四球、1三振
通算打率3割超えを誇る強打の捕手であるポージー。2011年には危険なクロスプレーで選手生命の危機に立たされる大怪我を負ったが、翌年の2012年に復帰し、首位打者とカムバック賞を受賞した。また、2012年のワールドシリーズでは2本塁打を放つ勝負強さを見せ、ジャイアンツの世界一に貢献した。打撃力だけでなく、守備面でも評価が高い。昨季はプエルトリコ代表の正捕手、ヤディアー・モリーナとの大接戦の末にゴールドグラブ賞を受賞。また、一塁守備にも定評がある。
本大会では、プエルトリコ戦で1試合5盗塁を許すなど、定評のある守備面に課題を残している。ポージーもルクロイと同じく、日頃バッテリーを組まない投手との連携が課題になっている。一方、打撃は3試合で2本塁打と長打力を如何なく発揮しており、状態は良さそうだ。