1番から9番まで長距離砲の超絶破壊力。一球が命取りの豪華打線に付け入る隙は…【米国代表全選手紹介・野手編】
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝2戦目、侍ジャパン対米国代表戦が21日(日本時間22日)にドジャー・スタジアムで行われる。その米国代表のメンバーを2回にわたって昨季の成績と、今大会2次ラウンドまでの成績とともに紹介する。今回は野手編だ。
2017/03/22
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ダニエル・マーフィー
ダニエル・マーフィー内野手(二塁)【ワシントン・ナショナルズ】
右投左打
2016年成績:142試合、打率.347、104打点、25本塁打、5盗塁、35四球、57三振
今大会成績:2試合、打率.000、0打点、0本塁打、0盗塁、0四球、2三振
ニューヨーク・メッツ在籍時の2015年、シカゴ・カブスとのナショナル・リーグのチャンピオンシップで17打数9安打4本塁打と活躍し、シリーズMVPを獲得。カブスが1945年から苦しんでいた“ヤギの呪い”で、その由来と言われるヤギの名前「マーフィー」と同名であることから、このシリーズでの活躍は大きな話題になった。
昨季ナショナルズに移籍後も好調は続き、5月の月間MVP獲得、そして首位打者で前半戦を終えるなどの活躍でオールスター戦にも選出された。なお、この年の打率はリーグ2位の.347、47本の二塁打はリーグトップで、シルバースラッガー賞も獲得した。
三振数が少なく、投手の左右にも影響されない優秀な打者で、得点圏打率も.355と高い。強いて攻略するポイントを挙げるなら、ボールカウント0-2と追い込んだ状態での打率が.237と低いため、対戦する投手は積極的にストライクを取りにいくことが有効だろう。
今大会は1次ラウンド、2次ラウンドの1試合ずつに出場したが、未だ無安打と力を発揮できていない。