1番から9番まで長距離砲の超絶破壊力。一球が命取りの豪華打線に付け入る隙は…【米国代表全選手紹介・野手編】
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝2戦目、侍ジャパン対米国代表戦が21日(日本時間22日)にドジャー・スタジアムで行われる。その米国代表のメンバーを2回にわたって昨季の成績と、今大会2次ラウンドまでの成績とともに紹介する。今回は野手編だ。
2017/03/22
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アレックス・ブレグマン
アレックス・ブレグマン内野手(三塁)【ヒューストン・アストロズ】
右投右打
2016年成績:49試合、打率.264、34打点、8本塁打、2盗塁、15四球、52三振
今大会成績:2試合、打率.500、0打点、0本塁打、0盗塁、1四球、1三振
アリゾナ州立大1年時の2013年に日本で開催された第39回日米大学野球選手権大会に出場した経験がある。2015年にアストロズからドラフト1巡目指名を受けて入団。当初から有望株として期待され、昨季AAAで出場した18試合では打率.333、6本塁打と好成績を残す。
同年7月にメジャーデビューを果たすと、一時は三塁手のレギュラーとなり49試合に出場し34打点を稼ぐなど活躍した。また、得点圏打率が.388と勝負強く、有利なボールカウントでの打率が非常に高い。特に2-1で.500、3-1で.571という驚異的な数字を残している。
今大会は2試合に出場し、9番・遊撃で先発出場した2次ラウンドのベネズエラ戦では、相手先発のフェリックス・ヘルナンデス投手からヒットを放つなど、3打数2安打1四球と活躍した。代表の同じ遊撃には好守のブランドン・クロフォード内野手がいるが、ブレグマンは控えメンバーとしても劣らず好調を維持しているため、侮れない選手だ。