1番から9番まで長距離砲の超絶破壊力。一球が命取りの豪華打線に付け入る隙は…【米国代表全選手紹介・野手編】
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝2戦目、侍ジャパン対米国代表戦が21日(日本時間22日)にドジャー・スタジアムで行われる。その米国代表のメンバーを2回にわたって昨季の成績と、今大会2次ラウンドまでの成績とともに紹介する。今回は野手編だ。
2017/03/22
Getty Images
ポール・ゴールドシュミット
ポール・ゴールドシュミット内野手(一塁)【アリゾナ・ダイヤモンドバックス】
右投右打
2016年成績:158試合、打率.297、95打点、24本塁打、32盗塁、110四球、150三振
今大会成績:5試合、打率.077、0打点、0本塁打、0盗塁、3四球、3三振
2009年にドラフト8巡目でダイヤモンドバックスに指名され入団。2011年にメジャーに初昇格すると、翌年に一塁のレギュラーに定着。2013年には、本塁打の増加とともに(36本)、打点が前年の82から125と跳ね上がった。この年は本塁打、打点でリーグトップだった他、シルバースラッガー賞、ハンク・アーロン賞を受賞するなど才能が一気に開花した。
昨季は打率が4年ぶりに3割を切ったものの、リーグトップの110四球で出塁率は2年連続の4割超えをマーク。左投手より右投手相手の方が打率は低いが、選んだ四球の数は右投手からの方が42個も多かった。盗塁数も32と自己最多で、出塁を許した後も気が抜けない。
また、メジャー屈指の守備の名手としても知られ、2013年、2015年にはゴールドグラブ賞を受賞している。
今大会は一塁手のレギュラーとして5試合に出場。これまで13打数1安打と打撃不振だが、3四球を選んでおり、1次ラウンドのドミニカ共和国戦では2得点を記録。一度調子づかせると手が付けられないため、油断せず第1打席から全力で立ち向かうことが必要になる。