MLB一線級ズラリ…鉄壁の中継ぎ陣。勝利へ攻略不可欠、先発ロアークとは?【米国代表全選手紹介・投手編】
第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)準決勝2戦目、侍ジャパン対米国代表戦が21日(日本時間22日)にドジャー・スタジアムで行われる。その米国代表のメンバーを2回にわたって昨季の成績と、今大会2次ラウンドまでの成績とともに紹介する。今回は投手編だ。
2017/03/22
Getty Images
サム・ダイソン
サム・ダイソン投手【テキサス・レンジャーズ】
右投右打
2016年成績:73試合、70.1イニング、3勝2敗38セーブ、防御率2.43、23与四球、55奪三振、5被本塁打
今大会成績:3試合、4イニング、0勝0敗0セーブ、防御率0.00、0与四球、2奪三振、0被本塁打
トロント・ブルージェイズ在籍時の2011年に右肘側副靭帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受け、その後マイアミ・マーリンズを経て2015年にレンジャーズに移籍。昨季はショーン・トルソン投手の不振に伴ってチームのクローザーを任され、リーグ2位の73試合に登板。リーグ3位となる38セーブと活躍した。
ストレートは最速約160キロを計測し、その他にもシンカーやチェンジアップ、スライダーなどを駆使して、ゴロを打たせてアウトを取ることを得意としている。また、敵地のマウンドで被打率.314と高い一方で、本拠地のグローブライフ・パークのマウンドでは.165と内弁慶ぶりが顕著なのが特徴だ。
今大会は、3試合に登板し無失点。2次ラウンドのベネズエラ戦、ドミニカ戦ではいずれも1イニング以上を投げ、回跨ぎの投球でも安定した成績を残している。さらに、対戦した12人の打者のうち8人を3球以内で仕留めており、攻撃にリズムを生む効果も期待される。