プロ多数輩出の神奈川大学リーグに今年も注目株。評価上昇中のドラフト候補左腕・高橋拓巳(桐蔭横浜大)
東明大貴(桐蔭横浜大出身/オリックス)や岩貞祐太(横浜商科大/阪神)ら、これまで多くのプロ野球選手を輩出してきた神奈川大学リーグに、今年も将来有望な好投手がいる。
2016/05/01
高木遊
2人の好左腕にスカウト集結
4月23日から行われていた神奈川大学春季リーグ、桐蔭横浜大対神奈川大のカードに、多くのプロ球団スカウトたちが集結した。
その視線の先には、ともに2年時からエースを張る2人のドラフト候補左腕がいた。1人は神奈川大の濱口遥大(佐賀・三養基高出身)。侍ジャパン大学日本代表に2年時から選ばれ、全国大会でも2年春に準優勝、3年春に4強へ導くなど実績十分。最速150km/hのストレートが武器の本格派左腕だ。
もう1人が桐蔭横浜大の高橋拓巳(群馬・前橋育英高出身)。「“今日は調子が悪い日だな”と思うことが一切ない」と齊藤博久監督が話すように、安定感抜群の技巧派左腕だ。
まだ開幕から2カード目とはいえ、現状の各校戦力を考えると両校の直接対決は「リーグの覇権を占う天王山」になることは間違いなかった。
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