プロ多数輩出の神奈川大学リーグに今年も注目株。評価上昇中のドラフト候補左腕・高橋拓巳(桐蔭横浜大)
東明大貴(桐蔭横浜大出身/オリックス)や岩貞祐太(横浜商科大/阪神)ら、これまで多くのプロ野球選手を輩出してきた神奈川大学リーグに、今年も将来有望な好投手がいる。
2016/05/01
高木遊
安定感の秘訣
高橋の安定感や順調に成長を続ける要因には、日頃からの高い意識にある。
中学3年の時から、チームの納会があっても正月でも1日足りとも欠かさずストレッチを毎晩入浴後に行っている。
また桐蔭横浜大は午前中に練習を行い、午後に授業を受ける。夜は「社会勉強のため」とアルバイトも齊藤監督から推奨されており、高橋は宅配業のアルバイトで「団地への配達が多くて、足腰が鍛えられますよ」と笑って話した。
「まずは大学日本一と目標に向けリーグ優勝を目指し、一戦一戦しっかり準備します。(進路に関しては)まずはプロ入りが目標。長い目で考え、上位指名を目指しています」と、落ち着いた口調で話した高橋。
現時点での実績では、まだ濱口が上ではあるが、「濱口より高橋のほうが好きですよ」と語るスカウトも複数いるなど、上位指名も夢ではない状況だ。
高い目標を設定しながらも、自らの足元もしっかりと見つめる高橋の成長に今後も注目していきたい。