振り逃げ3ラン…? 併殺完成直前にタイム…判定はどうなる?【意外と知らない野球ルール3問クイズ】
野球には、様々な状況を想定した「公認野球規則」がある。このルールブックによって、想定外と思われるような珍場面でも公正な判定を下すことができる。今回は「名珍場面から振り返る野球のルール」(カンゼン、2014年刊行)より、難解な野球規則を過去の事例からクイズ形式で出題する。(2018年1月1日配信分、再掲載)
2020/04/05
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Q3:投球直前に線審がタイムを…
Q3:1アウト一、二塁で4→6→3の併殺完成と思いきや、投球直前にレフト線審がタイムをかけていた 3アウトチェンジと信じて疑わない守備陣は、併殺を取るとすぐにベンチへ。この併殺は認められる?
同点で迎えた9回表の守り。1アウト一、二塁で、4→6→3の併殺を完成させた。喜びを爆発させてベンチに戻る守備側のチーム。ところが、レフト線審から「投球前にタイムをかけていた」との宣告があった。せっかくの併殺は無効になってしまうのか。
A:もう起きてしまったプレーのためタイムは無効。併殺完成となる。
B:どんなときでも審判員のタイムは絶対。タイムの時点でボールデッドのため、ノーカウントとなる。
C:球審に判断が委ねられる。球審が「タイムを認めない」と言えば、プレーは有効で併殺完成となる。
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