プレミア12、ドミニカ代表は中日・ロメロ、広島・メヒアらが参戦。前回大会は全敗も野球大国ならではの事情【ドミニカ共和国代表2019メンバー一覧】
2019/10/28
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MLBに多くのスタープレーヤーを輩出する野球大国・ドミニカ共和国も来るプレミア12では苦戦を強いられそうだ。
MLB機構が40人枠入りしている選手のプレミア12への参加を認めていないことに加え、現在ドミニカではウインターリーグが開催中で、そこでプレーする選手も招集できない状況の中で選出された28名の選手は、FA中であったり、独立リーグ、1A、2Aクラスの選手で占められている。同様の条件下で選ばれた選手たちで臨んだ前回大会は、グループリーグでは5戦全敗で最下位という不名誉な結果で大会を去った。
馴染みの薄い顔ぶれが多いチームにおいて、2017年のWBC優勝メンバーにしてMLB通算149勝を誇るアービン・サンタナ投手、MLB通算107セーブをマークしているネフタリ・フェリス投手という存在は、経験不足のチームに大きな力となるはずだ。また、エンニー・ロメロ投手(中日ドラゴンズ)、今季限りで読売ジャイアンツを退団するサムエル・アダメス投手もNPB組として活躍に注目したい。
そして、現地22日、ドミニカ共和国メディア『エル・ディア』は、アレハンドロ・メヒア内野手(広島東洋カープ)のロースター入りを、現地24日の『ディアリオ・リブレ』紙はカルロス・ペゲーロ外野手(元東北楽天ゴールデンイーグルス)のロースター入りをそれぞれ報じており、日本のファンの楽しみも増しそうだ。
このメンバーが真のドミニカ共和国代表の姿でないことは多くの野球ファンにとって周知のことだろう。しかし、一度調子に乗せたら手が付けられなくなるのがラテンのチームだ。この大会で名前を売ろうとする選手たちのパワーが化学反応を起こすとき、前評判を覆すことは大いに起こりうる。
ドミニカ共和国代表試合日程(メキシコ時間)
11月2日 vsメキシコ
11月3日 vsオランダ
11月4日 vsアメリカ
【表】プレミア12、各グループ組み合わせ・日程一覧