プレミア12、第3戦・台湾代表はグループB最難関の相手。二刀流の20歳、日本ハム・王柏融らも【チャイニーズ・タイペイ代表2019メンバー一覧】
2019/10/30
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悲願のプレミア12初制覇を目指す侍ジャパンにとって、同じグループBに入るライバル・台湾代表は日本ラウンドに進むためにも乗り越えなければいけない相手だ。10月に行われたアジア選手権で優勝し勢いに乗る台湾は、今大会で東京五輪行きのチケットを獲得すべく、国内組、NPB組、アメリカ組をミックスさせた充実の陣容を誇っている。
江少慶、胡智為、張奕、吳昇峰の4投手が先発の軸となると台湾メディアは報じている。江少慶は今季アメリカ3Aでプレーし9勝を挙げた右腕、同じくアメリカ組の胡智為は、今季はメジャーでのプレーはなかったものの、2017~2018年にかけてタンパベイ・レイズで11試合登板した経験を持つ。そして、今季支配下登録を勝ち取りNPBデビューを飾った張奕(オリックス・バファローズ)、吳昇峰はチーム唯一のアマチュアからの選出ながら、国際舞台での経験が豊富なベテラン投手だ。
打線に目を向けると、今季の首位打者・林立、昨季の首位打者・陳俊秀、今季の本塁打王・朱育賢、そして強打の捕手・林泓育という、今季のリーグ優勝のラミゴ・モンキーズから選出された4選手が軸になるだろう。また、王柏融(北海道日本ハムファイターズ)もケガから復帰し大会に間に合ったのもまたとない朗報だ。
そして、先日、新たにメンバーにエントリーされた二刀流選手、20歳の劉致榮にも注目が集まっている。アジア選手権で18年ぶりの優勝を飾った台湾代表の一員としても活躍し、見事にMVP輝いた劉は、大会後にボストン・レッドソックスとの契約が発表された。今大会ではどのように起用されるのだろうか。
1次ラウンドを地元で戦えるアドバンテージを持つ台湾。侍ジャパンとしては、台湾と対戦する第3戦目までに確実に白星を重ねておきたいところだ。
台湾代表試合日程
11月5日 vsプエルトリコ
11月6日 vsベネズエラ
11月7日 vs日本
【表】プレミア12、各グループ組み合わせ・日程一覧