【2021年最新版】侍ジャパン、東京オリンピック2020に招集したい選手は? 選出選手を予想<投手編>【東京五輪2020野球日本代表】
2021/05/29
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先発
1先発 右 山本由伸(オリックス)
2先発 左 大野雄大(中日)
3先発 右 森下暢仁(広島)
4先発 右 田中将大(楽天)
5第2先発 左 田口麗斗(ヤクルト)
6第2先発 右 高橋礼(ソフトバンク)
先発投手陣は以上のように予想した。プレミア12メンバーでは、山本由伸、大野雄大を挙げた。山本は、プレミアではセットアッパーとしての役割を担ったが、近年は先発投手として球界屈指の成績を残している。また、シーズン中の開催ということもあり、調整面や球団への考慮も踏まえると先発起用が妥当ではないだろうか。大野は、2020年に沢村賞を受賞するなど、さらなる飛躍を遂げている。左腕としても、貴重な存在だ。
一方、プレミア12でメンバー入りしていた山口俊、岸孝之、今永昇太。山口は、米球界に活躍の場を移し、現在はサンフランシスコ・ジャイアンツの傘下チームでプレー中。岸は、今季防御率4点台、被打率は左右ともに3割に近く、精彩を欠いている。今永昇太は、故障明けで無理をさせられないのが本音だ。
また、前回の予想で最有力とみていた千賀滉大、菅野智之はともに戦線離脱する事態に陥っており、選出は難しいだろう。
代わってメンバーに予想したのが、森下暢仁と田中将大だ。森下は、ルーキーイヤーから圧巻の投球を続け、今季も防御率1点台と好調を維持。大学時代にも代表入りを果たしており、国際経験もある。今年日本球界に復帰した田中は、戦力としてはもちろん、メジャーの第一線で活躍した経験や、WBCでの優勝経験もあり、チームにいい影響をもたらしてくれるのではないか。
第2先発候補としては、今季ヤクルトに移籍した田口麗斗とソフトバンクのサブマリン・高橋礼を挙げた。田口は、稲葉監督就任以降、日米野球2018とその前哨戦として行われた台湾との強化試合を除くすべての試合で招集されている“常連組”。稲葉監督からの信頼も厚く、先発もリリーフもこなせる左腕として今回も招集される可能性は高い。
高橋礼は、アンダースローという特性があり、違いを生み出せる選手の一人。プレミア12の決勝戦でも第2先発として流れを引き寄せた。短期決戦では、目先を変えることは重要で、今季は状態が良くないが、選出の可能性は十分にあるだろう。
そのほか、今季圧巻の投球を続ける柳裕也(中日)や、高卒2年目の左腕・宮城大弥(オリックス)の存在も捨てがたい。高橋礼のポジションは、青柳晃洋が担っても面白いのではないか。