【MLB】田澤と深刻度が異なる青木の休養――来季契約へ厳しい現実
今季のMLB日本人選手は、みな早々とシーズンを終えた。最近では田澤が今季は勤続疲労を考慮して残り試合は登板しないことが発表されている。一方、脳しんとう再発で専門医の診断を仰いだ青木はどうなるのか。今季復帰しない可能性が高いが、その場合、来季以降の契約に影響を及ぼすのは必至だ。
2015/09/20
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打席数が足りず、来季の契約は不透明
このオフには再びFAとなりジャイアンツとの再契約を視野に来季所属先を探すことになるが、当然どの球団も脳しんとうの後遺症を心配するだろう。シーズン終盤にでも復帰して従来のパフォーマンスを示せばアピールにはなるが、現状ではその機会も得られそうにない。近年のメジャーには脳しんとうの後遺症を引きずる打者が何人かおり、新たな契約を結ぶ上で大きなビハインドを背負うこととなってしまった。
同じ時期にシャットダウンされた田沢だが、こちらは「ケガではない」とトーリ・ロブロ監督がしっかり前置き。勤続疲労を考慮されたもので、チームもプレーオフ進出争いから完全に脱落していたため。両軍ともにチーム事情から許された措置だが、その深刻度は大きく異なっている。