【MLB】姜正浩、スライディングを受けて脛骨骨折と靭帯断裂も「相手のプレーは故意ではない」と擁護
内野手の怪我人が続出するチーム事情で新人ながらチームをプレーオフ争いに導いていた姜正浩。しかし、17日のカブス戦でダブルプレー崩しのスライディングが原因で左脚の脛骨骨折と靭帯断裂。戦線を離脱した。
2015/09/19
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姜正浩も、チームメイトもコグランのプレーを擁護
セカンドへ滑り込む際にプレーが悪質かどうかという判断は、スライディングする選手が足を故意に上に向けているかであり、ウォーカーも今回のプレーは故意的ではなかっただろうと話している。プレーが終わり、ベンチに戻っていくコフランに「足を高く上げたか?」と確認までし、コグランはそのつもりはなかったと言っていたという。
今季パイレーツは内野陣の怪我に見舞われており、姜正浩の代わりに出場したジョディ・マーサーもシーズン序盤では同じようなプレーで左膝を痛め、30試合を欠場している。内野手にとっては判断が難しいプレーであり、姜正浩にとっては残念な形になってしまった、とマーサー。セカンドへのスライディングは故意的でなければ、試合を戦っていく中ではその一部であり続けるべきであるとも語っている。
敵地ピッツバーグでの試合であり、ラフプレーだったと判断したファンたちはコグランの残りの打席でブーイングを浴びせた。それでもコグランは自らのプレーは全力プレーの結果と強調している。それを選手もわかっているのか、パイレーツがカブスの選手に報復行為をすることはなかった。
“You never want to see somebody hurt, but you’ve got to play the game hard. I’ve been injured. I’ve hurt my knee. I’ve played infield. I know what it’s like to turn a double play.”
「どんな時でも誰かが怪我をするのは見たくないが、我々も全力でプレーしなくてはならない。自分も膝を痛めたことはある。内野も守ったことがある。ダブルプレーを決めるというのはどういうことかわかっている」
出典:Pirates’ Kang out for the season by Paul Zeise and Bill Brink in Pittsburgh Post-Gazette on September 17, 2015
Pirates’ Jung Ho Kang doesn’t fault Cubs’ Chris Coughlan for knee injury by Mark Gonzales in Chicago Tribune on September 17, 2015