【アメリカの眼】前田健太はもっとも楽しみで注目すべき選手。選手層の厚み随一のドジャースは地区優勝候補筆頭
『ESPN』はドジャースの戦力を全球団中6位でナリーグ西地区ではベストと評価し、その中で注目すべき存在として前田健太を挙げている。
2016/02/18
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飛び抜けたスターはカーショウくらい
ポジティブな要素としては、昨季故障で力を発揮できなかった多くの選手が今季は回復または復帰しそうだということを挙げている。
その代表格は韓国出身のリュ・ヒュンジンで、昨季肩の手術で全休だったが今季はローテーション復帰が期待されている。
不安材料としては、主砲のエイドリアン・ゴンザレスは今季34歳でそろそろ下り坂を迎えること、昨季前半に本塁打を連発するなどセンセーショナルなデビューを飾り、球宴にも選出されたジョク・ピーダーソンが後半戦は音なしの状態だったこと、昨年9月にデビューし今季は正遊撃手としてフル出場が期待されるコーリー・シーガーも、シーズンを通じてどれだけやれるかは未知数なことが指摘されている。
ドジャースのユニークな点は、年俸総額2億4200万ドルは全球団中No.1でありながら、飛び抜けたスターはカーショウ1人しかしないことだ。
この球団の強みは登録40人枠全体のレベルの高さ、層の厚さにある。かつ前述のシーガーやフリオ・ユーリアス(バレンズエラ2世とも評される左腕、今季中の昇格が濃厚)などの極めて有望な若手も備えている。
このあたりは、編成担当の最高責任者でかつては貧乏球団レイズでやりくり上手のGMだったアンドリュー・フリードマンのチーム作りの真骨頂だ。
沖縄生まれとしても知られるデーブ・ロバーツ新監督は初年度から結果を求められるだろう。ショーンフィールドは、「グレインキーを失ったのは確かに痛いが、選手層の厚さはそれを補って余りある。ジャイアンツを下してナリーグ西地区を制するだろう」と見ている。
出典:”Ranking the team : 6 through 1”@ ESPN by David Schoenfield in Feb. 16th 2016