【MLB】アストロズに必要だった青木宣親。それでも米メディアは新たな外野手獲得に言及
今季、シアトル・マリナーズでプレーしていた青木宣親は、ヒューストン・アストロズに移籍することとなった。広角に打ち分ける技術、優れたバットコントロールは健在である。また経験豊富なベテランとして、地元でも期待が高まっている。
2016/11/06
Getty Images
新天地移籍も新たなライバルの可能性も
しかし新天地でのレギュラーが保証されているわけでは決してない。
夏場以降は本来の打撃を取り戻し、チームのプレーオフ争いに貢献したとはいっても、後半戦はほとんどサウスポー相手には起用されないままシーズンを終えてしまったことに加え、今季は16回盗塁を試みて9回失敗し、成功率は50%を切っただけでなくメジャー移籍後初めて盗塁数が2ケタに届かなかったなど、来季に向けて不安はある。
さらにカプラン記者によるとアストロズによる外野手補強は青木だけにとどまらないだろうと次のように報じている。
“Thursday’s roster move does not preclude the Astros from targeting an everyday outfielder in free agency or via a trade this offseason. They are believed to have interest in free agent outfielder Josh Reddick. Michael Saunders, who like Reddick bats lefthanded, could also be a fit.
木曜日に青木を獲得したからといって、FAやトレードをとおしてアストロズが新たな外野手獲得を目指さないとは限らない。彼らは依然としてFAとなっているドジャースのジョシュ・レディックやブルージェイズのマイケル・サンダースの獲得を目指すと言われており、加えて言うと、レディックの様な左打者は今のチームの需要にフィットしている。
アストロズがこのまま外野手補強を進めれば、青木にとって今季以上のレギュラー争いを強いられるシーズンになるかもしれない。
<出典>
Jeff Luhnow: Nori Aoki A High Contact, High On-Base Guy by Joshua Reese in CBS Houston on Nov.3
Astros claim outfielder Nori Aoki off waiversJake Kaplan