「投手がダメだから楽しみ」。大谷翔平を迎えるLAの反響とは?
日本球界で歴史的な活躍を見せた大谷翔平が、ロサンゼルス・エンゼルスへの入団を決めた。歴史上でも希少な逸材の入団に地元ロサンゼルスではどのような反響があったのか。現地在住記者が追った。(取材・文:角谷剛【アーバイン】)
2018/03/10
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ピッチャーがダメだから…
長年のエンゼルス・ ファンだというロバート・エストラーダさんは「大谷は100マイル投げるんだろう? エンゼルスはピッチャーがダメだから楽しみだよ。DHにはプホルスがいるけど、奴は元々一塁手なんだから、ちょっと鍛えなおしたら大丈夫」と語った。多くのファンもメディアも概ねこのような好意的な見方をしているようだ。
とは言え、この時期の米国はアメリカン・フットボール、バスケットボール、アイスホッケーなど他のメジャー・スポーツのシーズン中にあたり、野球に対する一般的な関心はさほど高くない。公式戦が始まるまでは、メディアが野球選手に対して辛辣な批評をすることもあまりない。
現在の大谷に対する好感的な報道が続くかどうかは、公式戦でどれだけ活躍するのかにかかっているわけだが、ファンと大谷の幸福な蜜月期間は今しばらく続くことになるだろう。
【了】