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前田健太、2敗目の陰に…指揮官が昨季新人王に下した非情采配。ド軍復調への起爆剤となるか

2018/05/01

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世界一へあと一歩の昨季、今季は出遅れナ西地区4位

 一方、ベリンジャーは「ベンチに戻ると、監督がゲームから離れるようにと言ってきた。理由はわからなかったが、ベンチコートを着て戦況を眺めるしかなかった」と振り返る。「私は常に懸命にプレーしているから、何が起きたのかよく理解できなかった。でも同時に(監督の判断も)わかっている。監督は、自分がまだ若いプレーヤーであり、もっと懸命に走らなければいけないのだと伝えたかったのだろう」と続けた。
 
 さらに「(あの打席は)ひざ元のカーブをうまくスイングできた。4点リードされていたし、三塁へ進みアウトになりたくないと思っていた」と22歳のスラッガーは件の場面を振り返った。「決して監督の決定を批判しようとは思わない。確かに三塁打コースではあったが、(進まなかったのは)自分の判断だった。(交代は)監督の決断であり、私はそれに反対することはできないのだ」と話している。
 
 昨季はワールドチャンピオンまであと一歩というところまで迫り、大きな野望を抱いて今季をスタートさせたドジャース。しかし、現地4月29日終了時点で、ナショナル・リーグ西地区4位と大きく出遅れた。
 
 この件を報じた『ESPNデポルテス』のペドロ・ゴメス記者は「受け入れがたいチーム成績に対し、全選手に向けてメッセージを送りたかったのだろう」とロバーツ監督の采配について言及している。
 
 昨季の新人王、若き主砲ベリンジャーへの厳しい仕打ちは不振にあえぐチームにどのように映ったのか。この非情采配は優勝候補ドジャース復調への起爆剤になるのだろうか。
 
 
文・高橋康光

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