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ブルペンから復帰のチャンスを狙うウッド 和田毅は先発の座を守れるか?

和田毅の昇格とローテ入りの要因のひとつは、先発5番手だったトラビス・ウッドの不調だった。しかし虎視眈々と復帰の機会を覗っている。和田対ウッド、お互い結果が問われている。

2015/05/27

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実績十分も今季は先発で結果が出ず

 和田毅のメジャー昇格と初登板(現地時間5月20日のパドレス戦)での好投は、日本のファンにとってはうれしいニュースとなった。また現地25日のナショナルズ戦で今季2度目の先発も、勝敗は付かなかったが5回1/3を4安打1失点2四球6奪三振と結果を残した。和田が躍動する一方で、その先発の座を奪われた投手も存在する。同じ左腕のトラビス・ウッドだ。レッズ時代の2010年には、9回に先頭打者に二塁打を打たれるまで完全試合を継続したことがあり、カブス移籍後の2013年にはオールスターに選出された実績を持つ左腕だ。

 スポーツ専門チャンネル『ESPN』のWEBサイトでは、『トラビス・ウッドは、カブスでのブルペンという新しい役割へ適合中』という見出しで下記のように報じている。

When Travis Wood was recently replaced in the Chicago Cubs’ starting rotation by Tsuyoshi Wada, outwardly he took the demotion to the bullpen in stride. After allowing 15 runs in 13.1 innings during his last three starts, and enduring the lingering strain of a subpar 2014, Wood faced a crossroads. Failure in this role would mean an uncertain future for the left-hander, who is still attempting to regain the form that earned him an All-Star nod in 2013.
So far, he has risen to the challenge.
和田毅にシカゴ・カブスのローテーションの一角を奪われたことにより、トラビス・ウッドはブルペンへ降格となった。先発でのラスト3登板では13回1/3で15失点を許し、低調だった2014年(訳者注 8勝13敗 防御率5.01)から引きずる故障もあり、分岐点を迎えることとなった。新しい役割で結果を残せないと、オールスターに選出された2013年当時のフォームを取り戻そうとしている左腕の将来には、暗雲が立ち込めるだろう。ここまでは、この挑戦をこなしてはいるが。

 ウッドは、5月16日のパイレーツ戦で、4対1の場面でマウンドに上がり、三者凡退に抑え初セーブを記録した。
 ブルペンからの2度目の登板は、延長13回に5対4で敗れた22日のダイヤモンドバックス戦だ。この日は決して好調というわけではなかったが、なんとか切り抜けた。12回に登板し、1死満塁というピンチを招いたが、ヤスマニ・トマスとジョーダン・パチェコを三振に切って取り失点の危機をしのいだのだ。
 結局この日の登板では、1安打2四球(そのうち1つは敬遠)を許すも2三振を奪った。完璧とは言えないが、上出来だった。

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