ヤンキース・田中将大のオールスター初登板全投球を徹底解剖 外角中心の丁寧な投球で強打者たちを圧倒【編集部フォーカス】
2019/07/10
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対コディ・ベリンジャー
2回、2番手としてマウンドに上がった田中。先頭は、今季打率.336、30本、71打点、OPS1.124と、前半戦で驚異の打棒を発揮したコディ・ベリンジャー外野手(ドジャース)。ナショナル・リーグが誇るスラッガーがいきなり、田中の前に立ちはだかった。
田中のオールスター初球は、90.8マイル(約146キロ)のフォーシーム。外角高めに外れると、続くチェンジアップもボール。3球目にカーブでファウルを打たせ、この日初めてのストライクをとる。4球目は、外にチェンジアップを投じると、ベリンジャーに思い切り踏み込まれ、右翼ポール際への大飛球。あわや本塁打というあたりで肝を冷やした。しかし、最後は外角低めに逃げていくチェンジアップで空振り三振に打ち取った。
① ボール:フォーシーム(90.8マイル、外角高め)
② ボール:チェンジアップ(85.8マイル、外角高め)
③ ファウル:カーブ(80.7マイル、低め)
④ ファウル:チェンジアップ(89.3マイル、外角)
⑤ 空振り:チェンジアップ(86.8マイル、外角低め)
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