今季の各ポジション最強打者たちが集結! 2019年MLBシルバースラッガー賞発表【ナ・リーグ編】
2019/11/08
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MLBは7日(日本時間8日)、今季のシルバースラッガー賞受賞者を発表した。各ポジションごとの最強打者を表彰する賞で、今季も豪華な顔ぶれがそろった。同日、『MLB.com』が伝えた。今回はナショナル・リーグの受賞選手を紹介する。
【捕手】J.T.リアルミュート捕手 フィラデルフィア・フィリーズ
145試合 打率.275 25本塁打 83打点 OPS.820
念願の移籍を果たした初年度は、中軸に座って充実の数字を残した。本塁打と打点はキャリアハイの数字で、新天地でも大きな存在感を示している。捕手としての指標も改善し、素晴らしいシーズンを送った。
【一塁手】フレディー・フリーマン内野手 アトランタ・ブレーブス
158試合 打率.295 38本塁打 121打点 OPS.938
10年目の今季はキャリアハイの121打点(リーグ2位)など、一塁手にふさわしい圧巻の成績だった。38本塁打も自身最多で、躍進したブレーブスの攻守の核としてチームをけん引し続けた。
【二塁手】オジー・アルビーズ内野手 アトランタ・ブレーブス
160試合 打率.295 24本塁打 86打点 OPS.852
フリーマンと同じブレーブスからは22歳の若き二塁手も受賞。レギュラーをとった昨季を、ほとんどの打撃部門で上回る大活躍だった。華麗な守備にスイッチヒッターと、スターの要素を兼ね備えている。
【三塁手】アンソニー・レンドン内野手 ワシントン・ナショナルズ
156試合 打率.319 34本塁打 126打点 OPS1.010
「隠れた名選手」とささやかれた三塁手が、今季はド派手な活躍。自身初の30本塁打を超え、打点王も獲得した。文句のつけようがない打撃成績でチームの躍進の原動力となった。ポストシーズンでの活躍も記憶に新しい。
【遊撃手】トレバー・ストーリー内野手 コロラド・ロッキーズ
145試合 打率.294 35本塁打 85打点 OPS.917
2016年デビューの26歳はすでに安定感のある数字。昨季のOPS.914を上回る数字でチームに大きく貢献した。ノーラン・アレナド内野手との強肩&堅守の三遊間コンビが今年も輝きを放った。
【外野手】コディ・ベリンジャー外野手 ロサンゼルス・ドジャース
156試合 打率.305 47本塁打 115打点 OPS1.035
外野を本格的に守り始めた今季は、序盤から大爆発。打率4割を維持、シーズン記録ペースの本塁打を放って話題を呼んだ。打率、本塁打、打点、OPSでキャリアハイを更新する圧巻のシーズンだった。
【外野手】クリスチャン・イェリッチ外野手 ミルウォーキー・ブリュワーズ
130試合 打率.329 44本塁打 97打点 OPS1.100
MLB唯一のOPS1.1超えで、今季の打者としては頂点を極めたと言えるだろう。高い貢献度で、今後も三冠王レベルの活躍を視野に入れたキャリアを送ることが確実視されている。故障離脱から万全の復帰を目指す。
【外野手】ロナルド・アクーニャJr.外野手 アトランタ・ブレーブス
156試合 打率.280 41本塁打 101打点 OPS.883
21歳の若さにして、「40本塁打&40盗塁」達成目前に迫った若武者。三振も多いが、思い切りの良いスイングで今年も結果を残した。ブレーブス黄金期到来の主軸に座るのは間違いなくこの男だろう。
【投手】ザック・グレインキー投手 アリゾナ・ダイヤモンドバックス(現ヒューストン・アストロズ)
試合 打率.280 3本塁打 8打点 OPS.888
通算9本塁打の“強打者”は36歳の今季も健在。自身最多の3本塁打、8打点をあげるなど素晴らしい活躍で自身を援護した。自身の守備力も非常に高く、高い総合力を持った「野球選手」だ。