千葉ロッテの“歴代最強”サード5人。球団史を彩る正三塁手の系譜、マリーンズレジェンド選手たちの成績は?
2022/05/17
産経新聞社
千葉ロッテの歴代ベストナイン・三塁手部門
球史を振り返れば、どの球団にもポジションの代名詞と言える名選手がいるものだ。強いチームには、必ず確固たる地位を築くレギュラー選手の存在がある。今回は、ポジション毎に球団を支えてきた偉大な選手たちを紹介する。(千葉ロッテマリーンズ・三塁手編)
葛城隆雄(かつらぎたかお)
投打:右投右打
身長/体重:173センチ/83キロ
生年月日:1936年12月21日
経歴:大分上野丘高
〇打点王:2回(1958-59年)
〇ベストナイン:2回(1958-59年)※1958年は遊撃手部門での受賞。
〇オールスターゲーム出場:5回(1957-60、62年)
勝負強い打撃でチームの得点源となった葛城。1956年から主力を担い、ショートをメインに守った58年に打点王(85打点)を獲得した。サードに回った翌59年は、三冠王にも肉薄。最終的に打率.310、キャリアハイの163安打、24本塁打、95打点をマークし、2年連続の最多打点と三塁手部門のベストナインに輝いた。さらに60年には、榎本喜八、山内一弘と「ミサイル打線」の強力クリーンアップを形成し、10年ぶりリーグ優勝に尽力。在籍期間は9年と長くなかったが、持ち前の打棒で強いインパクトを残した。
チーム在籍時の通算成績は、1072試合出場、打率.283、1118安打、116本塁打、585打点、86盗塁となっている。