ドラフト下位指名から大活躍!ドラフト「掘り出し物」現役選手5人【投手編】
2022/09/10
産経新聞社
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プロ野球界において、ドラフト下位指名の選手が活躍することは決して珍しくない。「プロに入ればドラフトの順位は関係ない」とよく言われるように、ドラフト下位の選手がチームの主軸に成長することもある。そこで今回は、ドラフト下位指名ながら活躍中の現役投手を5人紹介する。
中川皓太
出身:大阪府
投打:左投左打
身長/体重:183cm/86kg
生年月日:1994年2月24日
ドラフト:2015年ドラフト7位
2022年シーズンは現時点(2022/09/08)で一軍登板がないものの、ジャイアンツの中継ぎとして大ブレイクした中川皓太。一早い復帰が待たれるほど欠かせない戦力となったが、中川はドラフト7位で指名を受けた選手だ。
広島県の山陽高校では甲子園出場なし。その後、東海大学に進学すると1年春(2012年)からリーグ戦に出場する。その後は登板機会を減らしたものの、3年春(2014年)はリーグ戦に7試合登板。さらに4年春(2015年)は6勝0敗、防御率0.70で最優秀投手に輝く。
その才能に目をつけたジャイアンツのスカウトは、中川をドラフトで7位指名。入団後3年間は成績が振るわなかったが、2019年は67試合に登板して防御率2.37。16セーブ・21ホールドポイントを記録するなど、1年を通してフル回転した。
2020年は37試合で防御率1.00という圧巻の成績を残し、2021年も大活躍。しかし、同年に左ろっ骨を骨折し、2022年シーズンの開幕前は腰痛を発症した。リリーフの台所事情が苦しいジャイアンツにおいて、中川の復活は何よりも待たれるところである。