ドラフト下位指名から大活躍!ドラフト「掘り出し物」現役選手5人【投手編】
2022/09/10
産経新聞社
北山亘基
出身:京都府
投打:右投右打
身長/体重:182cm/80kg
生年月日:1999年4月10日
ドラフト:2021年ドラフト8位
2022年シーズンの開幕戦、新庄監督から開幕投手に指名されて大きな注目を集めた投手が、京都産業大学からプロ入りしたルーキーの北山亘基だ。
高校最後の夏は甲子園に出場したが、神村学園(鹿児島県)に敗れる。プロ志望届を出すも指名漏れとなった北山は、京都成章高校から京都産業大学へ進学した。大学では150km/hを超えるストレートに加えて、カーブとスプリットを武器に活躍。リーグでは通算で43試合に登板、防御率2.00の記録を残した。
「今度こそ」という気持ちでプロ志望届を提出したが、なかなか名前が呼ばれない。4年前の悔しさが頭によぎる中、ドラフト8位でファイターズから指名を受けた北山は涙を流した。支配下契約にこだわりを見せていたため、嬉しさのあまり感極まったのだろう。
その北山は2022年のオープン戦で6投球回、13奪三振という活躍。開幕投手の後は守護神を務めている。交流戦では2試合連続でサヨナラホームランを許すなど、プロの壁にもぶち当たっているが、北山は今後のファイターズを背負う存在になれるだろうか。