ホークス江川、松坂ら開幕1軍切符なるか? 3連覇に向けてオープン戦から結果を求められる選手たち
3連覇を狙うホークスは、今年も選手層は厚い。そんな中、オープン戦は開幕時の戦力を見極める上で、結果を求められる選手たちもいる。
2016/03/01
今年こそ1軍定着となるか?
昨年の覇者であるソフトバンクが春季キャンプを終えた。工藤公康監督は「95点」とその出来栄えを評価。充実したキャンプとなったようだ。
3月3日からはいよいよオープン戦が始まる。レギュラー陣の最終調整、生き残りをかけた選手たちの最終アピールの場だ。キャンプ終盤に行われた練習試合では、スタメンこそ実績あるメンバーが名を連ねたが、若手の出場機会も多く見られた。特に捕手、二塁手、外野手はどのような起用がされるのか、オープン戦でも楽しみの一つとなる。
練習試合で2本塁打を放ち、アピールし続けているのが江川智晃だ。
今年でプロ12年目を迎える外野手。長打力があり毎年1軍戦に出場するも、故障の多さもあって、なかなか定着はできていない。昨季は25試合に出場し、打率.206だった(34打数7安打1本塁打)。
力を持っている証拠として、ウエスタン・リーグでは毎年のように好成績を収めている。昨季の2軍成績は打率.277で、リーグ2位の16本塁打を放っている。そろそろ1軍の舞台でも、その潜在能力を発揮してもらいたいものだ。
2月28日の西武戦では7番センターでスタメン出場し、先制となる2ランを放った。ライトスタンドへの逆方向の一発。好調を印象づけるには十分だったのではないだろうか。しかし、実績がない分まだまだオープン戦でのアピールが必要となる。