【9月7日 横浜DeNA対東京ヤクルト、BBC独自採点】筒香、山田が本塁打競演。DeNAが打ち勝ってカード勝ち越し
9月7日、横浜DeNA対東京ヤクルトは7-3で横浜DeNAが勝利した。現地取材に基づき、この試合をベースボールチャンネル独自基準にて採点を行ってみたい。
2016/09/08
<東京ヤクルトスワローズ>
(一)荒木5.5
評 初回に四球で出塁し、5回にも先頭打者として出塁し、1番打者の役割を果たしていた。
(中)坂口5.5
評 二度の出塁と凡打も中身のあるものだった。今季好調というのが分かるパフォーマンス。ただ、やや脚力には衰えも。
(二)山田5.5
評 先制の2点本塁打もその後の打席で2三振。特に、5回の好機はこの試合を大きく分けた。三嶋―戸柱のバッテリーにうまくかわされた。
(左)バレンティン5.5
評 4回の同点ホームランは技ありの一発。球場の規模、風の影響もあるが、フォロースルーが効いている。ただ、山田と同じく5回の好機での三振は試合を分けた。
(三)川端4.5
評 本人も自覚しているが、体に切れがなく、スイングも弱い。スタメンで出続けるのは、本人もつらいのではないか。代打での出場を。
(遊)西浦5.5
評 大学の先輩・三嶋からツーベースを放ったまでは良かったが、7回の好機での三振は、何を狙っているのか意図は見えてこなかった。中身のない三振に見えた。
(右)鵜久森6.0
評 気を吐く2安打。日本ハム時代にはみられなかった粘り強さが垣間見える。打てなくても上の打順においておくと、ひと仕事やってくれそうだ。
(捕)西田5.5
評 1安打の技あり右翼前安打は彼のポテンシャルを物語っている。捕手になるとやや集中力が落ちるだけに、起用が悩みどころだ。
<投手>
小川5.0
評 ストレートのコントロールが甘かった。初回、2死1、3塁の場面で5番・宮崎を追い込みながらの1球は明らかな失投だった。試合を大きく変えた1球だった。
平井5.0
評 筒香に打たれた本塁打は不用意な1球。ストレートのキレは良くなってきているだけに、用心深さをもう少し持ちたい。
久古5.5
評 イニング途中からの登板で梶谷を切った。イニングまたぎでもしっかりと仕事を果たすことができていた。
近藤5.5
評 1イニングを完ぺきに抑えた。この投球を続けていくことで、おのずとチャンスが増えていくはずである。
<途中出場>
大引――
真中監督4.5
評 特になにもできないまま試合が終わった。一発頼みの野球だった。戦力的に厳しいのは分かるが、今の状態で川端を出すのは怖い。しばらくは代打での起用にしたほうがいい。