登録名変更の楽天・今江、来年の成績は上昇? 過去にはイチロー、石井らが成功
心機一転で登録名や背番号を変更して、新しいシーズンに臨む選手がいる。ロッテで活躍し、今季FAで楽天に移籍した今江敏晃は、来季から今江年晶に変更する。
2016/11/25
2度の改名も打率1割台に終わった広沢。矢野は「燿大」に変更して現役引退
その他の名前の部分の登録名(苗字も含む)を変更した主な選手と成績だ。
※年代は改名後の最初のシーズン、()内は当時の所属球団
篠塚利夫→篠塚和典(巨人)
92年シーズン途中に登録名を変更。
広沢克己→広沢克(巨人)
96年 38試合 打率.198 4本塁打 13打点
広沢克→広澤克実(巨人)
99年 16試合 打率.143 1本塁打 1打点
新庄剛志→SHINJO(日本ハム)
04年 123試合 打率.298 24本塁打 79打点
西岡剛→TSUYOSHI(ロッテ)
07年 130試合 打率.300 3本塁打 40打点
関本健太郎→関本賢太郎(阪神)
08年 136試合 打率.298 8本塁打 52打点
多村仁→多村仁志(ソフトバンク)
09年 93試合 打率.282 17本塁打 57打点
矢野輝弘→矢野燿大(阪神)
10年 8試合 打率.222 0本塁打 1打点
亀井義行→亀井善行(巨人)
13年 86試合 打率.257 3本塁打 25打点
片岡易之→片岡治大(西武)
13年 72試合 打率.290 4本塁打 28打点
中島裕之→中島宏之(オリックス)
16年 96試合 打率.290 8本塁打 47打点
改名しても全く成績が振るわなかった選手もいる。94年オフにヤクルトスワローズから読売ジャイアンツにFA移籍した広沢克己は、移籍1年目に全試合に出場したものの、打率.240と低調。
96年から登録名を「広沢克」としたが、38試合で打率.198、4本塁打、13打点と散々な結果に終わっている。99年には2度目の変更で「広澤克実」として臨んだが、同年もキャリア最低の16試合で打率.143と、改名前のヤクルト時代よりも成績を上げることができずに終わった。
阪神の矢野輝弘は、10年に「矢野燿大」としてプレーしたが、同年はわずか8試合の出場に終わり、この年に現役を引退している。
プロ野球選手にとっての改名は、勝負運を引き寄せるためのものである。今江にとって来季は、移籍2年目の勝負の年となる。仙台の地で大きく飛躍することができるだろうか。