ミコライオ、ゴメスら他球団への移籍は? 今季の自由契約助っ人は実績豊富、掘り出し物多数
12月2日に各球団の保留選手名簿と自由契約選手が発表された。自由契約選手には阪神の中軸を務めたマウロ・ゴメスを筆頭に、エクトル・ルナやキャム・ミコライオら実績の豊富な助っ人選手も多い。
2016/12/07
日本シリーズフル回転のバースはメジャー復帰視野
ストーブリーグも終盤戦に差しかかりつつある12月。各球団からは連日FA選手や新助っ人選手の獲得が発表されている。その一方、今季限りで日本球界を去る選手も多い。今月2日にはNPB機構から12球団の次年度の契約保留選手が発表、既にウェーバー不請求となっていた14選手に加え、新たに36人の助っ人選手が自由契約となった。
日本一を達成した北海道日本ハムファイターズからは、日本シリーズで3勝をあげ優秀選手賞にも輝いたアンソニー・バースが退団。シリーズでは全てリリーフで5試合に登板したバースだが、シーズン中は先発として14試合、救援で23試合の37試合に登板し8勝のうち6勝は先発としてあげたものだった。
先発リリーフの両方で実績を残したバース、アメリカでは主要メディアから来季の先発投手候補の一人として名前も挙がっており、メジャー復帰の可能性も高い。今シーズン日本ハムでプレーした他の3助っ人、ルイス・メンドーサ、クリス・マーティン、ブランドン・レアードは来季も同チームでプレーする。
セリーグ覇者の広島東洋カープからはエクトル・ルナ、スティーブ・デラバー、ジェイソン・プライディの3選手が自由契約に。三塁のレギュラーとして期待されたルナは、怪我や外国人枠の関係もあって67試合の出場に終わるも、万全の状態であれば通算打率.309の巧打者は大きな戦力となる。
昨オフは、中日ドラゴンズから自由契約選手として公示されたのち、12月半ばに広島と契約を交わしたが、今季も手を差し伸べる球団は出てくるだろうか。精鋭ぞろいの外国人選手に出番を阻まれプライディは1軍出場なし。デラバーも2登板に終わったが、2試合で4奪三振とわずかな機会ながら結果を残し、メジャーでの実績も豊富。興味を持つチームがあるかもしれない。