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台湾4割打者・王柏融が日本球界に電撃移籍か。複数球団が熱視線、シーズン途中加入も可

現在、台湾野球リーグ(CPBL)で打率トップをマークしているラミゴ・モンキーズの王柏融をNPBの複数球団が狙っている。王が納得する補償金を支払い、満足する条件を提示できれば日本球界で姿を見ることができそうだ。

2017/05/12

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三方同意であれば海外移籍可

 ロッテは、王に良いイメージを抱いている可能性が高い。ロッテとラミゴの石垣島合同キャンプで、王は実力を発揮。本塁打も記録している。そして、2月28日の侍ジャパンとの対戦でも、CPBLの代表として日本の則本昂大からも本塁打を放った。
 
 今年の王柏融は、すでにラミゴと5年3180万台湾ドル(約1.2億円)を契約、月50万台湾ドル(約187万円)の給料を更新した。ただ、この数字は日本プロ野球球団にとっては難しい金額ではない。増額することも容易だ。
 
 ラミゴ・モンキーズのマネージャー、リョウジェイティン氏に移籍について尋ねると、「王が海外に行く場合、三方同意という条件がある。CPBLのルール違反ではなく、球団も反対しなければ、選手の希望が尊重される」と語るなど、王の移籍を容認していることがうかがえる。
 
 シーズン途中でのチーム移籍は国によって様々なルールがあり、簡単ではないが、台湾の場合は双方の同意によりそれが可能となる。元・中信ブラザーズのエディトンは、3月末に韓国プロ野球ロッテ・ジャイアンツに移籍した。その際、中信ブラザーズはロッテ・ジャイアンツから一定額の補償金を得ている。
 
 つまり、日本の球団はラミゴが納得する補償金を支払い、王が満足する条件を提示できれば、シーズン途中でも獲得することが可能だ。
 
 台湾の「NOWNEWS」によれば、日本のプロ野球球団は「台湾野球は入札制度がありますか?」とリサーチしていたという。移籍ルールの確認をしていたのだ。現在の台湾世論は、「そろそろ王は海外に行ったほうが良いのでは? 即戦力にもなれる」というコメントが噴出している。
 
「大王」の愛称で呼ばれる王は、まるで王様のようにCPBLに君臨し、海外リーグに挑戦することがファンの間で話題になっている。台湾野球ファンは、王が今度は違う国――日本球団のユニホームを着ている姿を、既に思い描いている。

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