大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » プロ野球最新情報 » ヤクルト » 燕・ギルメット、来季残留なるか。先発転向後は好投、日本野球に慣れた2年目に開花の可能性

燕・ギルメット、来季残留なるか。先発転向後は好投、日本野球に慣れた2年目に開花の可能性

2017/09/15

text By



 東京ヤクルトスワローズに所属している助っ人投手、プレストン・ギルメット。当初は中継ぎで24試合に登板したが防御率4.35と結果を残せず、7月下旬に登録抹消されてからは1軍のマウンドから離れていた。
 
 しかし、夏場に2軍で下積みを積んで9月上旬に再び1軍昇格。9月7日のDeNA戦では来日初先発ながら7回を107球で無失点と結果を残し、大型連敗中のチームを救う好投を見せた。
 
 そして、14日の中日戦では8回を90球で5安打・6奪三振・無四球・1失点と再び好投。しかし、打線の援護に恵まれず、チームも延長戦の末に敗戦し最下位も確定したが、ギルメットの好投は今後に向けて明るい話であったことは間違いない。
 
 ヤクルトでは同じく助っ人投手のロス・オーレンドルフが14日に自由契約となったこともあり、9月のギルメットの先発登板は来季に向けてのテストという意味合いが強かっただろう。しかし、ギルメットは先発転向後に不安視されていた制球力を改善し、力強い直球とスライダーを軸に安定した投球を見せるようになった。
 
 現西武のブライアン・ウルフや阪神のランディ・メッセンジャーは、今でこそ先発投手として活躍しているが、来日初年度は中継ぎで不安定な成績を残していた。しかし、彼らはシーズン終盤に先発としての適性を見出され残留。そして、2年目以降は安定した成績を残すようになり長期間NPBに在籍し続ける優良助っ人となった。
 
 彼らと同じように、シーズン終盤に先発として飛躍の予感を感じさせているギルメット。 今後も結果を残し続けてまずはヤクルト残留を果たし、来季以降への舞台を整えたいところだ。



error: Content is protected !!