【日本S第3戦採点】崖っぷちDeNA、「2番・筒香」で活路を。ソフトバンクは日本一へ抜かりなし
日本シリーズ第3戦は、福岡ソフトバンクホークスが3－2で横浜DeNAベイスターズに競り勝ち、3連勝で日本一に王手をかけた。またも僅差での試合をモノにできなかったDeNA。両者のパフォーマンスはどうだったのだろうか。
2017/11/01
横浜DeNAベイスターズ
1（中）桑原5.0
評 初回先頭打者として四球を選んだものの、チャンスで凡退するなど、いまだノーヒット。少し兆しが見えてきたが、苦しい立場に立たされている。
2（右）梶谷5.0
評 1回に盗塁死があり流れを止めてしまった。ただ、姿勢は評価したい。
3（一）ロペス6.0
評 3点差に広げられた直後に本塁打。ズルズルと行きそうなところをせき止めた貴重な一発だった。どの打席でも何とかしようという姿勢が伝わってくる。
4（左）筒香6.0
評 2打数1安打2四球と3度の出塁。守備面でも好プレーを見せた。シーズン中よりプレーの質が上がっている。ただ、今の打線の調子では4番にいると生きないのかもしれない。「2番筒香」で活路を。
5（三）宮崎5.5
評 筒香の出塁を生かす、チャンスメークができていた。
6（捕）嶺井5.0
評 四球を選んでチャンスを作り、送りバントもしっかり決めた。6番打者でなければ、かなり仕事はしている。
7（二）柴田5.5
評 1四球1安打と試合を通しては貢献しているが、大事な場面で一本が出なかった。4回裏の1死満塁の場面では相手守備陣が併殺狙いを意識してか、フライを打ち上げてしまった。
8（投）
9（遊）倉本6.0
評 3安打をマーク。6回の2死満塁の好機では何とか粘って内野安打を勝ち取って1打点。調子がいいだけに、6番に昇格させたい
＜途中交代＞
細川――
乙坂――
戸柱――
＜投手＞
ウィーランド5.0
評 3失点したものの、5回までは何とか粘りぬいた。色んな意味でシーズン中とは変わらぬパフォーマンスだった。
砂田5.5
評 厳しい場面での登板も、スクイズを正確に処理。日本シリーズの舞台で落ち着けてきたのは好材料だ。
エスコバー5.5
評 怖い柳田をストレートで押し込んだ。力で打ち取ったのは本人の自信になったはずだ。
井納5.5
評 中継ぎ起用で1イニングを無失点。前回登板を引きずっている様子はうかがえた。次はもっといい投球ができるはずだ。
パットン5.0
評 9回を任されピンチを招くも無失点に抑えた。試合が決まってしまうイニングだっただけに、何とか粘れた。
ラミレス監督5.0
評 1回裏に盗塁死2つを喫したが、相手のウィークポイントを突こうという作戦に納得がいった。ただ、それ以降はこれといった動きもなかった。ベンチ入りメンバーを含めて、再考しないとこのまま終わってしまう。